なぜだろうという分析
ともかく自分の英語力はまったくのヨチヨチ歩き状態であることはいやというほど思い知らされました。井の中の蛙であった私は思いました。そこそこ前の会社ではできるほうだったし、TOEICも800点弱はある自分がなぜ(こういうこと思ってたこと書くのも本当は恥ずかしいのですが)?これを分析してみるといろいろ面白いことがわかります。後ほど一つ一つ言及していきたいと思います
- まず、アメリカの会社のオペレーションで使っている母国語としての英語は、日系企業が海外の他企業や子会社との共通語として使う英語と比べてぜんぜん難易度が違います。スピードも難易度も量もすべてが違います。かなり違うといっていいでしょう。そして当時はまだぼんやりとしか認識できていなかったロジックの違いです。
- アメリカの会社とはいえ、世界的に広がっているそのネットワーク上にはさまざまな国の人の使う英語が飛び交います。英語=アメリカの図式は成り立ちません。特にリスニングの領域でこれは顕著です。いわゆる英語の「幅」です。
- 英語がわかるということは、そのsubjectについて背景的な知識があるかということが極めて大きく影響する。極端に言えば、日本語で言われてもわからないようなことは英語では100%わかりません。結局何を言うか、何が言えるのかという英語以前の問題です。
- そして、今になってわかるTOEICについてのことをすこし言えば、TOEIC700とか800点とかでは実用レベルという意味から言えば不十分です。最低900点、といったのはここです。そしてたとえば、900点と満点の人の差は700点と900点の差の何倍もあります。言い換えれば点数と実力の相関をリニアに見れるのは900点くらいまでです。それ以上はリニアな関係ではなくなりますし、TOEICはもう卒業してもいいと思います